閣僚が国会答弁中に質問と関係のない発言や、ヤジに反論するなどの「不規則発言」を繰り返している問題を巡り、鳩山首相と全閣僚は28日午前、国会内で臨時の閣僚懇談会を開いた。
こうした問題で閣僚懇が開催されるのは極めて異例。この中では、平野官房長官が「閣僚からの不規則発言は誠に遺憾。閣僚という立場を踏まえ、不規則発言は厳に慎み、予算や法案の早期成立に努めてほしい」と注意。首相も「予算の成立が重要だ。閣僚の協力をお願いする」と要請した。
これを踏まえ、平野長官はその後の参院予算委員会の冒頭、「閣僚の不穏当な不規則発言に伴い、委員長、理事、委員の皆様に運営上、大変なご迷惑をおかけした。深く陳謝する。以後、十分に注意をする」と述べた。同委は午前9時に2009年度第2次補正予算案の審議を始める予定だったが、27日の同委で亀井金融相が答弁中にヤジを飛ばした自民党委員を「うるさい」とどなりつけたことに反発した自民党側が亀井氏の謝罪を求め、平野長官の陳謝まで、開会が約1時間遅れた。亀井氏の27日の答弁は議事録から削除されることになった。
今通常国会では、亀井氏以外にも、閣僚が閣僚席から質問者をヤジったり、答弁を拒否したりして、審議が度々中断してきた。過去にも、閣僚の不規則発言で政府側が野党に謝罪する例はあったが、「今回ほど答弁拒否や不規則発言が相次ぐ例は聞いたことがない」(参院事務局幹部)。委員会の理事会ではなく、委員会開会中に陳謝することも異例だという。
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